8.21「ミスコン」

あらすじ

「ずっと暇して遊んでるって思ったら大間違いですよーーーー!!!!」砂川さん、武蔵大に失望。そして知人の大変な事実が発覚します8話21節。

砂川を読む

 ……………………。

【邊見】

「うぐ……ひぐ……(泣)」

【笑星】

「よしよし……よく頑張ったね邊見、素晴らしい功績だぞー……」

【鞠】

「最高に不名誉な思い出でしょ」

 そんなこんなで男コンが終わった。

 結果は、2大莫迦を差し置いて彼のダントツ優勝であった。

 だけどそれは見境の無い四天王に泣かされた雑務の親友の、怖い思いをして縮こまってしまった様子や泣いてる姿に対して、男性客の罪悪感的同情票および女性客のただただ萌えました票がめっちゃ集まったから。

 何から何まで彼への虐めだった。無論これは紫上会会長として見逃すわけにはいかなかった。ということで特等席にて全力で慰めてる最中。

【邊見】

「えっちゃん~~~~(泣)」

【笑星】

「俺、邊見がこんな泣いてるの初めて見た……」

【鞠】

「あんなの私でも泣きますよ」

【笑星】

「その前に怒り狂って蹴散らすと思う」

 確かにそっちかも。

 何にしても四天王許さない。てかあと3人もあんなのが居るの? 間違っても遭遇はしたくないものである。

【実行委員】

「砂川会長が邊見くんを保護したところで、続いてもう1つの目玉企画と参りましょう、お待たせ男子諸君――ミスコンだあぁああああああああああああ!!!!」

【客】

「「「うぅうううううええいいいいいい!!」」」

 貴方たち男コンも盛り上がってたじゃんッ。

【実行委員】

「それではまず、紫上学園精鋭のピッチピチ美少女たちにご登場いただこう!!! 因みに全員水着でーーす」

【客】

「「「ひゃっっはああぁああああああああああ!!!」」」

 ※ここは最高峰の大学です。

【鞠】

「…………(←頭痛)」

【笑星】

「だ、大丈夫鞠会長……? だ、大丈夫だよ祭りだからあんなことになってるだけで普段は皆しっかりエリートなんだってきっと」

【邊見】

「怖い……ここ怖い……大学怖い……」

【笑星】

「邊見ッ、大丈夫だって怖くない大学もあるって! だから受験を諦めないで!!」

 まさか雑務に励まされる日が来るだなんて。

 なんて時間を過ごしているうちに水着を引っ提げた紫上学園の美少女たちが――

【実行委員】

「あっと先の六角くん同様にッ、前年度伝説を残したあの子が再びご登場おぉおおおおおおおおおおおお!!!」

【菅原】

「あははははははは、ただいまあぁあああああああああああ!!!!」

【観客】

「「「おかえりなさあぁああああああああいいい!!!」」」

 ってアンタかい!!!

 そしてこの対応力ッ!!

【実行委員】

「前年度の紫上会の会計、そして何より、紫上学園が誇る最強の酒乱菊・菅原二葉ちゃんだあぁああああああああ!!!」

 紫上会よりもソッチ大事にするの司会!?

 あと学生がその称号背負っちゃダメ!! 前年度に一体此処で何やらかしたのあの人!!

【実行委員】

「そして……おっと、私の眼には少なくとも1人、期待の新人もいるぞーー!!!」

【冴華】

「……ど、どうもー……」

【実行委員】

「現在2年生で、私に届いてる情報によると元紫上会!! アイドル張りのビジュアルとスタイルのその子の名前はッ!! 村田冴華ちゃんだあぁああああああああ!!!」

【観客】

「「「SA・E・KA!! SA・E・KA――!!」」」

【鞠&笑星&邊見】

「「「……………………」」」

【冴華】

「…………(泣)」

 何か今日、あの人泣いてばっかだな……。

 どうせクラスメイツにまた虐められて参加させられたんだろう。愛されてるようで何より。取りあえず写メっておこう。

【冴華】

「何で撮るのー……(泣)」

 気付かれた。

 まあ、後で画伯に見せてあげようかなって思ったんだけど、そろそろ私怒られるかな。

 他人を虐めたことでちょっと体力回復。落ち着いた。

【実行委員】

「では、我ら武蔵大が誇る美少女たちを、ご紹介しましょーう!!! どうぞーー!!!」

 また煙。

 そして、少なくとも我々よりは大人の色気みたいのを持ったエリート学生たちが登場する――

【汐】

「やっほー☆」

【観客】

「「「やっほおおぉおおおおおおおおおお!!!!」」」

【鞠&冴華】

「「――はあぁあああああああああああああ!?!?!?」」

 体力消滅。

 でも衝動で思わず立ち上がってしまった。

【笑星】

「え、どしたの!?」

【邊見】

「会長先輩?」

【鞠】

「な……ななな……」

【汐】

「うふふー、鞠ー、朝方ぶりぶり~(💩)」

【実行委員】

「開幕から美少女らしからぬジェスチャーを披露した我らが武蔵大の戦乙女・宮坂汐に、敬れえぇええええええええい!!!!」

【観客】

「「「(ロ_ロ)ゞ」」」

【汐】

「はい汐ちゃんですよー(ロ_ロ)ゞ さあさあ、学祭も終盤戦入ってますが、もっともっと若気の至りで盛り上がっていきましょおぉおおおおおおおおいいい!!!」

【観客】

「「「サーーーーー!!!!」」」

 …………すんげえ……

 すんげえ、溶け込んでるッ……!! どういうこと!?

【鞠】

「な……何で……だって――」

【汐】

「うふふ、鞠ぃー……?」

 メイド勝ち誇った顔で……私を見下す。

【汐】

「私が鞠が登校してる昼間、ずっと暇して遊んでるって思ったら大間違いですよーーーー!!!!」

 そして確定的なことを口走った!!!

【鞠】

「む――」

【冴華】

「武蔵大生、だったの――!?」

【カエルの人】

「いや遊んでるじゃん、大学でも👅」

【実行委員】

「武蔵側の注目ポイントは、ぶっちゃけ去年と変わらない!! この2人の対決が見物だあぁあああああああ!!!」

【汐】

「去年は運悪く引き分けてしまいましたが……今年は私が年上だということをしっっっかり教えて差し上げますよ、ノウェルちゃん!!!」

【ノウェル】

「歳といえば、ノウェルまだ冴華ちゃんと同じぐらいだから、ソッチに参加したいな~。一方汐ちゃん、大学7年生って、もう賞味期限切れ気味じゃない?👅」

【実行委員】

「早速武蔵大四天王・留年筆頭の宮坂汐と飛び級美少女古川ノウェルが火花を散らすーーー!!! 今年はどんな泥仕合を見せてくれるのかーーーッ!!!」

【鞠】

「……しかも四天王じゃん……」

【汐】

「うっっふふふふふ……今まで鞠にはずっっと隠してきた、私の秘密……本当はできすぎなお姉ちゃんだということを、ここで見せてあげますよおぉおおおおおお!!!」

【ノウェル】

「何のことか分からないけど、汐ちゃんがお姉ちゃんって、妹さんかわいそ過ぎるでしょー👅」

【汐】

「そんなことないですよッお姉ちゃんこんんんなに実は有名人で、見直してますよね鞠――」

【大人】

「鞠お嬢様、そろそろお時間です……」

【鞠】

「普通に砂川さんでいいですから。分かりました、行きます」

 今度は自分の意思で立ち上がる。

【汐】

「ちょ、鞠!? 何処行くんですか!? 私の勇姿はここからですよ!?」

 だって私も時間だし。

【笑星】

「俺も俺も!!」

【邊見】

「え!? ま、待ってよえっちゃん~!!」

 3人で混沌の場を脱出した。

【汐】

「えーーーーーーー!?!? 暴露損んんん!? 鞠の鬼畜ぅううううううううう……!!!」

【鞠】

「……知らんがな」

 ああ、助かった……。

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