4.13「御輿」

あらすじ

「え? そんなの、鞠会長を運ぶからに決まってるじゃん!」砂川さん、結果発表式2回目。前会長や催し物など、色んなものに精神を削られる4話13節。

砂川を読む

Day

5/20

Time

9:30

Stage

4号館 ホール

【四粹】

「――1年の部、最優秀者の発表をお願いします」

【宮坂】

「……邊見聡!! おめでとう!!/

【邊見】

「ありがとうございます~」

【四粹】

「2年の部、最優秀者の発表をお願いします」

砂川勝利2

【宮坂】

砂川鞠!! 此度も全教科、満点! 伝説を続けたまえ!!

【鞠】

「はあ……」

【四粹】

「3年の部、最優秀者の発表をお願いします」

【宮坂】

六角碧叉!! また君か! 見飽きたぞその顔!!

【六角】

「今回は俺の勝ちだなぁ、四粹。まあ教科分かれてるから比べること自体変だけど。あと砂川さんこんにちは、俺前会長の六角っていうんだけど――」

【鞠】

「もう解散ですよね。帰ります」

【六角】

「おっとスルー!? 相変わらず凄え女の子だなぁ……!」

【四粹】

「以上、結果発表式を終了いたします。混雑回避の為、こちらで退出を各観客席エリアに指示させていただきますので、今暫くお待ちください――」

 この前の結果発表式みたいに、もうこれで解散とのことなので勝手に出口に向かわせてもらう。ていうか表彰とか作ってこんな大衆の前で渡す必要あるのだろうか本当。

 きっとこの学園、まだまだ経費の使い方ガバガバなところあるな。そこにも口出ししてやろうかな。

【邊見】

「待って会長先輩~、一緒に行きます~」

 ……今回はたいして私フライングできなかったから、同時に表彰を受けた人たちと真っ先に出口へと歩いて行くことになる。

 邊見はまあいいんだけど、3年の人まで附いてくる。香水してるな、面倒臭い。

【六角】

「聞いたぜー、菅原と随分云い争ったみたいじゃん。やるねえ会長さん」

【鞠】

「……何か用でも?」

【六角】

「大した用は無いんだがね。俺もしっかり見定めたいからさ、一応この学園を引っ張って行く立場に居たから」

【鞠】

「……なら、勝手にどうぞ」

 この人がどういう人なのかいまいち知らないが、ビジュアルはチャラ男に近い。つまり私の苦手で嫌いなタイプだ。

 あと香水が何か気になる。本当、近付いてきてほしくない。

【邊見】

「先輩~、あんまり女性に無闇に接近したら、セクハラですよ~」

【六角】

「おっと失敬。それもそうだな何と云うか……俺の周りの女子はやけに距離感近いから、ついその癖のまま近付いてしまった」

 コイツは中身まで完全にチャラ男か。

 戸惑いのない早歩きで脱出。

【邊見】

「あ~、待って先輩~、僕は用事あるから~……」

【六角】

「……最初から感じてはいたが……面白い子だな!! いやー、楽しみだなぁ!!」

Stage

紫上学園 外

【邊見】

「先輩、えっちゃんが云ってたんだけど~、見せたいものがあるから外で待っててって~」

【鞠】

「見せたいもの……?」

【邊見】

「先輩と、紫上会の皆に~」

 ……アイツが何かを用意しているとのことでいいのか。

 何かもう、雑務って時点で盛大に嫌な予感がする。

【笑星】

「お待たせー邊見~! ありがとー鞠会長引き留めてくれてー。大変だったでしょー」

【邊見】

「そんなことなかったよ~? 会長先輩、普通に待ってくれた~」

【笑星】

「え……何で……思ったんだけど鞠会長、邊見には甘くない……?」

 敢えて云うなら、日頃の行いの差。

【笑星】

「3人、遅いなぁ~……」

【邊見】

「そりゃ、2年生は下層だから呼ばれる順番後だし、玖珂先輩も指揮側だから最後だよ~」

【笑星】

「そっかー、じゃあ鞠会長、何か遊んでよ。じゃんけんする?」

【鞠】

「隣と遊んでればいいじゃないですか」

 一番に外に出たのに最後まで待たされるっていう謎の苦行。

 ああ……仕事……順調ではあるけど早く終わらせるに越したことのない事務作業、この時間にどれだけ進められただろう……。

【邊見】

「あ……そうだ、会長先輩。えっと、答えられないなら全然いいんですけど……」

【鞠】

「……?」

 莫迦のじゃんけんに附き合っていた親友が、いきなりこちらに向いた。

【邊見】

「村田先輩の処置って……どうなったんでしょうか?」

【鞠】

「…………」

 まあ……それが気になってもおかしくない。何てったって被害者なのだから。

 あまりこういうことは云わない方がいいに決まっているけど、奴のことを慮る必要は1ミリも無いので、この場凌ぎで話してしまった方が楽と判断する。

【鞠】

「停学です。8月まで自宅謹慎。9月に復帰可能かは今後の中間調査の末決定します」

【笑星】

「えっ!? 何か鞠会長の采配の割には罰が軽い気がする……いっそ退学させるとばかり」

【鞠】

「催眠術の要領で貴方を貶めたうえ、貴方の親友を突き落としたのは悪意に満ちた重大な罪になります。とはいえ、特に後者は映像から察するに意図的ではありません。そして奴は一応紫上会経験者であり一定の信頼を勝ち得ている存在です、それを濫りに過剰処理すれば、私への批判に繋がります」

【邊見】

「……えっちゃんを利用しようとしたのは、絶対赦せないけど……仕方無いよね」

【鞠】

「表面的には不完全燃焼かもしれませんが、アレは実質私が徹底的に壊しました。ですからもう、あんな事件が起こる心配はしなくていいと思います。それに……無思考で叩き潰すよりも、緩く生き存えさせる方が、生殺与奪を支配されているという感覚も抱くでしょうから」

 プライドが高い奴ほど、敗北や仕打ちのダメージは大きい。

 今頃何してるのかは知らないが、もう廃人みたいなことになっててもおかしくはない。

 ……これで私的な報復はまあ完了したということでいいと思ってるが、実際あの壊れ方は他人事じゃない。私だって、譲れないから今こんなことになってる。それを奪われる……敗北するようなことがあれば、私もまたあの成れの果てへと転がるかもしれない。

【笑星】

「鞠会長、やっぱりいちいち深く考えてて格好いいなー……俺もこんな風になりたいなー」

【鞠】

「絶対無理ですから諦めなさい」

【笑星】

「へへ、分かってる分かってる! 俺は鞠会長に憧れるけど、笑星として紫上会で活躍する。俺だからできることも、あるもんね」

【邊見】

「うんうん」

 ……あれからすっかり、この雑務は此処の学生から認められた。いや、多分最初から認められてたというか諦められていたというか。それにコイツ自身が気付いてるかは知らないけど。

 いまや雑務の挨拶回りは今年度紫上会ならではの特長と化しているようだ。目安箱に入れられたコメントの半分以上が、雑務への苦情だったり感謝状だったり単なる質問だったり、私という存在でマイナス印象から始まっている紫上会だが、皆の雑務がプラス印象で相殺しにかかっている状態なんだろう。

 それは私としてはどうでもいい――というか却って私のマイナス評価が目立ってそうなので寧ろ脅威かもしれないが、今のところ特に私はコイツに関与するつもりはない。したくない。

【信長】

「……お、いたいた」

【深幸】

「待たせたな優秀者どもー。拍手送っといてやるよー」

 と、色々雑談にテキトウに附き合ってやっているうちに、面子が集まってきた。あと開幕チャラ男ウザい。

【笑星】

「へっへっへ、どうもどうもー」

【深幸】

「お前は表彰されてねえだろうが」

【笑星】

「でも邊見のこと、褒めてくれたでしょー。俺、邊見が褒められると嬉しいから」

【邊見】

「ふふっ……茅園先輩、ありがとうございます~。僕も、えっちゃんが笑ってくれると嬉しいな~」

【深幸】

「……お前らその友情漫画部に見せつけてこいよ……すると多分俺と信長が救われる――」

【鞠】

最ッ低ですね(←殺気)」

【深幸】

「冗談だっつーの!! クソッ、お前邊見には唯一優しくね……!?」

【鞠】

「そんなことはないです」

 と、不本意ながらチャラ男と会話してしまってナイーヴになってしまっていたところで、最後の一人が到着する。

【四粹】

「大変お待たせして申し訳ありません……」

【信長】

「お疲れ様でした、玖珂先輩。今日も素晴らしい司会っぷりでした」

【深幸】

「クラスの女子ども五月蠅かったっすよ。今日も先輩素敵ぃーって」

【四粹】

「き、恐縮の限りです……」

 ほんとに縮こまってる。身長の割にはナヨナヨしてるところもあるな、この副会長。女々しいという感じではないけど、男らしくは見えない。

 まあそういうの含めて一般学生からは愛されているようだけど――

【鞠】

「ん……?」

 カクテルパーティー効果なのかは知らないけど、放課後突入した学生たちの話し声……あと視線とかが私に入ってきた。

【女子】

「四粹様、今日も流麗で素敵~……!」

【女子】

「四粹様も当然良いけど、松井くんも爽やかで、やっぱりイケメンよね。彼女とか居るよね絶対」

【女子】

「彼女なら茅園も絶対居そう。複数人居るかなもしかしたら」

【女子】

「ううん、茅園くんだもん! 口調はチャラいかもだけど、中身は凄く誠実で優しい人だから」

【女子】

「その口振り、あんたは茅園派か」

【女子】

「私、結構堊隹塚とか好みかもー。取りあえず退屈だけは絶対しなさそうだし」

【女子】

「その分大変だけどね絶対。でも実際、堊隹塚もイケメンの部類じゃね? 性格可愛めだし顔イケメンって案外ダークホース……」

【学園生の視線】

「「「かんやかんやかんやかんや――」」」

【鞠】

「……………………」

 なんか頭痛がしてきそうな話題のオンパレードだった。

 あらためて、私もざっくり奴らを眺めてみる。

【信長】

「それで、笑星、俺たちに見せたいものって?」

【笑星】

「うん、グラウンドの1番倉庫に仕舞ってるから、行こ!」

【邊見】

「僕とえっちゃんとその他数名の協力者による、一大自信作なんです~」

【深幸】

「お前も共犯者か……てか協力者を作れるようになったのか。やるな堊隹塚。少なくとも俺よりは紫上会じゃん」

【笑星】

「え? いや、俺挨拶して回ってただけだし、特別なことは何にも。紫上会じゃなくてもできそうだから、あんまり仕事したって感じはないなぁ……」

【四粹】

「いいえ、人を集め大きな仕事を達成することは誰もができることではありません。間違いなく、笑星さんの功績であり、紫上会に相応しい力かと」

【笑星】

「へへ、玖珂先輩にそう云われると、自信が出るな! ありがと先輩!!」

 こうして彼ら一行(私も含まれるけど)、歩く度に話題のもとになっている。

 男子からは冗談交じりな羨望および嫉妬。女子からはおもっきし冗談じゃなさそうな憧憬と好意。

 それは紫上会だから、というだけでなく……矢張り彼ら個々が評価されているからだろう。

 書記は典型的なスポーツマンだが、今まで耳に入った情報をまとめると、勉強を筆頭にありとあらゆる活動に手を抜かない、ある種ストイックな姿勢……加えて温厚篤実な性格が多くの男子から信頼を集め、女子のハートを無意識に打ち抜いていると。そういえば私、この人の所属してる野球部廃したけど、何やってるんだろ奴ら。

 紫上会で特に人気を集めているのはこの書記と、副会長。まあ私の監視役に抜擢されたことから既に信頼の厚さは証明されているが、人に危害を加える性格を持たず、周りの支援に尽力する姿勢を全く崩さない。それでいて殆どの男子が持つことの赦されない、ロン毛似合ってるビジュアル。こうして耳に入る限りでは、女性票は副会長が一番集めそうだ。

 しかし、意外に思ったのは案外この五月蠅い雑務も、女子からそっちの意味で人気を持っていることだった。底抜けの明るさと周りを笑顔にするとかいう目標のために行動を惜しまない類い稀の性格、あと子どもっぽさがその人気の理由、なのか。いや……お前ら、少し前まで思いっ切り雑務虐めてたくせに。本当この学園信じられない。怖い。

 あともっと信じられないのが、チャラ男まで相当人気者だということだ。口の悪さを補って余りある人の良さと臨機応変な対応力が、彼氏としてはかなり安定――やめよう、頭痛くなってきた。

 まあ、そういうわけで、客観的に捉えるならば……現紫上会はイケメンの集まりらしい。

 で、その有能なイケメンどもに囲まれ、それどころか束ねて使役する立場にある私の評価は、そっちの理由で自動的に下落するとな。

【鞠】

「巫山戯んな」

【邊見】

「え? どうしたんですか~?」

【鞠】

「何でもないです」

 邪魔で邪魔で仕方無いとは思ってたけど想定していた以上に邪魔だった。

 まぁ……世の中そう都合良くはいかないということだ。事実なら、仕方無い。

Stage

紫上学園 グラウンド

 ……扨、そんな新たな発見をしてしまいながらも、体育倉庫にやってきた。

 以前の落書き騒動の場所だ。すっかり、スプレー跡は無くなっている。後日私がやるつもりでいたが、どうやらクラスメイトと共に雑務が片付けたらしい。

 私の知らないまま勝手に作業をしたのは気にくわないところあるが、特に非難することではないのでスルーした。これで雑務の評価もだいぶ上がったと聞くから、クーデター率も更に下がり良い結果であったのは間違いない筈。

【笑星】

「よっしゃ、やるぞ邊見!」

【邊見】

「おっけ~」

 ……で、そんな元通りの体育倉庫を開けて、雑務と親友が何か色々、引っ張り出してきた。何も聞かされていない私たちは取りあえずそれを見守るしかない。

【笑星】

「これは、こっちで。これは~……」

【邊見】

「えっちゃん、それこっちの~。頂戴~」

 どうやら、引っ張ってきたのは何らかのパーツなようで、今それらを使って何かを組み立てている。このパーツの数からして……相当規模の大きいものが出来上がりそうだけど……いやホント、何だこれ。一体私を何に巻き込むつもりだこれ。

 そんな嫌な予感が目の前で増幅していくのを眺めること10分前後……

 ソレは、完成した。

みこし

【笑星&邊見】

「「完成ー!!」」

【鞠】

「…………ふむ」

 ――何コレッ!?!?

【信長】

「これは……御輿、か?」

【深幸】

「それなりにデカい祭りで主役張りそうな大きさだけど、何でこんなもん作ったんだ……?」

【笑星】

「へへ、それはね、祭りに使うからさ!!」

【四粹】

「なるほど……そういうことですか」

【深幸】

「玖珂先輩? 何か分かったんすか?」

【四粹】

「体育祭の団体対抗リレーの出し物ですね、これは?」

【笑星】

「正解――」

【邊見】

「です~☆」

【鞠】

「……んんんんんんん……?」

 団体対抗リレー……つまり、紫上会として出場する種目で……確かにそれはあるし私も忘れてないけど……えっ、ちょっと分かんない。何でそれ出るのにこれ要るの?

【四粹】

「会長、団体対抗リレーは一部と二部に分かれており、一部は運動部が中心となり人数も合わせて本気のリレー勝負をしますが、二部の目的は組織のアピールとなります。人数も、走行の方針も、自由。複数の団体が並走するのでなく、一団体ずつトラックを廻りながら観客へアピールするのです」

 あ……ただ走るってだけじゃないのか。云ってしまえば、ネタに走ると。

 で……

【鞠】

「何で、御輿?」

【笑星】

「え? そんなの、鞠会長を運ぶからに決まってるじゃん!」

【鞠】

「何で、運ぶ!?」

【邊見】

「えっちゃんが、今年度の紫上会をアピールするなら、やっぱりメインは会長先輩だよねって。確かに毎年、会長さんが一番目立つ出し物なので~」

【笑星】

「ということで、紫上会おれたち最大の特徴である鞠会長を、御輿と一緒に担いで盛大にアピールしようって寸法!!!」

 コイツッッ、また余計なことをぉおッッッ!!!

【笑星】

「へへ、邊見、ほんとありがとー! 発表式までに間に合ったの、邊見が粉骨砕身で協力してくれたからだよー……!」

【邊見】

「安静の範囲内で頑張っちゃいました~」

 そして彼がいる手前、何かいつもの調子でディスれない……! ほんとこの後輩2人、天敵コンビである。

【深幸】

「コレは、コミュ障には普通に公開処刑だわな……」

【信長】

「俺の知る限りでは、担がれる例はあっても、御輿の上に立たされる例はないな……」

【鞠】

「……はぁ……」

 また勝手に作業してくれちゃった雑務だが、まあデメリットしか無かったわけではない。どうやら団体対抗リレーの内容は私の盲点になっていたようなので、結果的にそこをカバーしてもらったという形だ。本当気にくわないし油断の祟りだけども、有難く思っておくべきサプライズ。

 どんな形でも目立たざるを得ないものであるから、やるべき仕事が減ったと喜び、溜息をついて諦めるのが良いだろう――

【笑星】

「ということで鞠会長、当日の衣装の用意、よろしく!!」

 ――仕事増えた!?

【鞠】

「衣装!?」

【笑星】

「団体リレーはユニフォーム必須だし、それにこんな派手な御輿の上でお客さんに手を振るんだから、制服とかジャージじゃダサいって。流石に女性のファッションには俺も邊見も手が出しづらいから、鞠会長渾身の勝負服、持ってきてね!!」

【鞠】

「…………」

 項垂れる。地獄確定だった。

 何でコイツ、本当女子に人気なの?

【笑星】

「(これで、鞠会長の魅力が沢山の人に伝わる……そして俺も、鞠会長の新しい一面が見れる……!)」

【邊見】

「(ごめんなさい会長先輩~、でも僕は、えっちゃんの下心の味方だから~……)」

【信長】

「……こればかりは、会長じゃなくてよかったな、って思ってしまうな……」

【深幸】

「コイツの勝負服って、何だろ……凄まじいレベルで想像できねえんだけど……」

【四粹】

「これは……当日、凄いことになりそうですね……」

【笑星】

「よーし、これで形は完成だけど、今から飾り付け頑張るんだ! カーニバルって感じで電光いっぱいつけてカラフルに輝かせてみようかな、邊見!」

【邊見】

「お日様出てたら、あんまり分からないかもしれないよえっちゃん~。それよりも布を被せて、リッチな雰囲気にしてみたらどうかな~」

【笑星】

「採用!! へへ……待っててね、鞠会長!! 俺、会長の大舞台の為に最高の乗り物完成させるから!!」

 ――この日ほど、思ったことはない。

 雨天中止とかならないかな、って。

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